笹原シュン☆これ今、旬!!

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大覚醒10 カルマの法則応用編。 すべての多次元世界を貫く法則、因果の理法の真実とは!?②

発動のタイムラグ

 前記事において、因果の理法についての基本を説明しました。この記事では、その応用と、例外規定について説明していきたいと思います。

 

 まずは、因果法則の発動時期についてです。

 

 霊界においては、この法則は即時発動します。しかし、3次元の世界においては、発動に時間がかかります。誰かを殴ってから、殴られるまで、タイムラグがあるということです。

 

 このタイムラグは、霊格によって、また、この法則を自覚しているかによって、変わってくるようです。

 

 転生回数が少なく、因果法則を全く自覚していない魂の場合、このタイムラグは果てしなく長くなります。あらゆる反作用が、来世持越しの方もいます。

 

 これは、自由意志を阻害しないようにという配慮からです。

 

 若い魂の場合は、自分が他者を害すると、それが自分自身に返ってくることがわかってしまうと、魂が委縮してしまい、自由意志の発現が妨げられてしまうだろうという神の配慮です。

 

 この段階の魂の場合は、どんなことをしても、その反作用は今世のうちに発動することはなく、ほとんどすべてのカルマが来世持ち越しになります。

 

 やりたい放題のことをやって、次の転生ではその反作用として自分の意志ではどうにもならないひどい状況に置かれ、カルマを回収し、またやりたい放題のことをやって・・・を繰り返すことによって、何転生もかけてやっていいことと悪いことを学んでいくわけです。

 

 少し魂が成長してくると、反作用が今世のうちに返ってくるようになります。若いころに他人から奪い取って、自己の権勢を高めると、晩年に没落し、愛を与える人生を送ると、晩年に幸福が来る、ということを知って、愛とは何かを学んでいくようになるわけです。

 

 もちろん、人を殺してしまったとか、一家離散させてしまったとか、大きいカルマになると、来世持ち越しになることもあります。

 

 さらに修業が進んでくると、大体2~3年、長くても10年程度で、カルマの回収が来ることになります。この段階になると、カルマの法則自体に気付き始め、法則を把握したうえで、それを活用して幸せになるにはどうしたらよいかを考えるようになります。

 

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 法則に気付き、それに目を止めて活用しようとすればするほど、原因から結果までのカルマの回収期間が短くなっていくということです。

 

善悪無差別

 もう一つ、カルマの法則の大きな特徴は、それが単純すぎる法則であるため、人間から見た善悪や、本人の意図が反映されないということです。たとえば、

 

「エリート官僚のAさんは、大学時代、街でちんぴらに絡まれている女性を助けたことがありました。ナイフを持った男に勇敢に立ち向かいましたが、もみ合いになってしまい、男が持っていたナイフが男の腹に突き刺さってしまいました。男は病院に運ばれますが、2日後に死亡してしまいます。警察が来ましたが、正当防衛が成立し、事件にはなりませんでした。その後Aさんはその時助けた女性と結婚しました。その女性は地方の大物議員の娘でした。

官僚を退官したAさんは、妻の父親の引き立てで衆議院議員となり、とんとん拍子に出世して、55歳の時に首相となりました。

Aさんは、国民のために身を粉にして働き、かねてから温めていた、金融改革法を国会に提出します。この法律は、これによって多くの国民が貧困から救われる画期的なものでした。

しかしこの法案の成立直前、Aさんは、国会議事堂前で暴漢に襲われ、ナイフで腹を刺されて暗〇されてしまいます」

 

なんて感じです。わかりますか。Aさんが〇殺されたのは、若いころに女性を助けたことによる反作用です。

 

 そんなばかな、状況が全然違うじゃん、と思われるかもしれません。

 

「(Aさんは女性を助けるために、勇敢にもナイフを持った男に立ち向かい、まったく殺すつもりはなく、たまたま男の持っていたナイフが刺さってしまい、たまたま刺さった場所が悪く、病院にもお見舞いに行ったがそのかいもなく、残念ながら結果的に男を)殺〇た」

 

「(暴漢はAさんが本心から国民を救うために生涯をかけて作り上げた改革法を曲解し、Aさんが私腹を肥やすものであると勘違いして、Aさんに恨みを抱き、周到な計画を練り、準備をしたうえで、Aさんを待ち伏せた。暴漢のゆがんだ激しい殺意のもとに、志半ばでAさんは)殺さ〇た」

 

 確かに人間から見ると、この2つは全く違います。前の件は、そもそも殺人ですらなく、人助けということもできます。警察から見ても、事件とされていません。後の件は、国民にとって大きなマイナスとなる凶悪犯罪です。

 

 しかし、因果の理法は、この2つの事件の( )内を識別できません。

Aさんは「殺〇た」から「殺〇れた」、一回は一回、ただそれだけなのです。これは古来から、「善悪無差別」と呼ばれる、因果の理法の重要な性質です。

 

 これがあるため、何度も転生を重ねた魂は、若いころから、極力不要な争いを避けるようになります。

 

 若いころにちょっとした不注意でやってしまったことが、晩年になって、人生の勝負所で反作用として返ってきて、一生の努力が台無しになることがないように、心がけるようになる、というわけです。

 

霊格による反作用の違い

 こういう話をすると大体聞かれるのが、「道を歩いていて、知らないうちにありんこを踏みつぶしたらどうなるんだ」とか「蚊やゴキブリを叩き潰したらどうなるんだ」「体内にいる細菌やバクテリアを〇したらどうなるんだ」ということです。

 

 前節であげた暗殺の例は、ほぼ同じ霊格の人間同士という前提の話です。

 

 霊格、すなわち魂の大きさに、大きな差があるときは、それに応じた反作用になります。

 

 物理法則であっても、軽自動車と大型トラックがぶつかれば、壊れるのは軽自動車のほうであり、大型トラックはかすり傷、なんてことがありますね。

 

 魂同士でも、大きさに差があるときは、小さいほうが大きなダメージを受け、大きいほうはかすり傷となります。

 

 ありを踏みつぶしたことによる反作用は、蚊に刺されるとか、石に躓いてよろける、程度の形で回収されます。

 

 バクテリアを殺すことによる反作用は本当に微々たるものですが、積もり積もって、細胞単位でほんのわずかの影響を与えていきます。長く生きていると、これが「老化」という形で現れてきます。

 

 たださすがに犬や猫を殺したりすると、確かに霊格の差はありますが、かなり大きな反作用として帰ってきます。事故にあったとか、転んで骨折した、ぐらいの大きさの反作用になることがあります。

 

 あと注意すべきは、人間同士の場合です。3次元に降りている人間は見た目は同じように見えますが、魂の霊格は千差万別です。

 

 ごくまれに、中身が7次元、8次元、9次元の存在だった場合には、一般の人がこれを知らずに攻撃すると大変なことになります。反作用が、通常の人間の数10倍~数1000倍来て、下手をするとこの世を去った瞬間、次元のかなたに吹き飛ばされたりします。

 

多重カルマの回収

 それでは、通常の転生においてはとても回収しきれないカルマを追ってしまった場合はどうなるのでしょうか。

 

 例えば、工場長をやっていて、操作ミスで爆発事故を起こしてしまい、100人の死者を出してしまったとしましょう。

 

 問答無用で、「100人を殺した」カルマがついてしまいますが、この回収は大変です。

 

 「殺される」ことは一転生に一回しか体験できないので、このままでは100転生、3万~4万年かかってしまいます。

 

 この場合、地球にはカルマを高速で回収し、まっさらな状態で転生するための浄化施設が存在します。それが、地球4次元が宇宙に誇る浄化システム「地獄」です。

 

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 帰天後、転生管理庁に申請を出すと、最適な地獄を教えてくれます。この方の場合は「等割地獄」が最適です。

 

 ここは、以前は鬼がいっぱいいたのですが、現在ではキラーマシーンが多数設置されています。到着すると、キラーマシーンによって、いきなり殺されます。

 

 まぁ、巨大ロボット対素手の人間ですから、これを回避する手段はありません。

 

 しかし霊体なので、5分ぐらいで再び復活します。

 

 即座にキラーマシーンに見つかり、逃げ回りますが、また殺されます。また5分後に・・・(×100)。

 

 こうして8時間余りであっという間に、「100人殺した」カルマは回収され、この方はまっさらな状態で転生できるわけです。

 

 それでも次回の転生で、「爆発事故に巻き込まれる」、という設定はしなければなりませんが、死のカルマは回収されているので、この事故で死ぬ必要はありません。

 

 100転生かかるはずだったカルマの回収が、一瞬で終わってしまうわけです。

 

 このほかにも、地獄には、欲望の達成のために他者から奪い取っていた方には「餓鬼地獄」、〇欲を満たすために生きていた方には「血の池地獄」などの、効果的なカルマ回収アトラクションが設置されています。

 

 地球は地獄アトラクションがとてもよくできていて、数も多いことで有名です。

 

 許しによるカルマの浄化

 それでは、生きている間に悪魔に支配され、死後、真っ逆さまに深淵に落ちていった方々はどうなるのでしょうか。

 

 彼らは、天界に戻れませんので、地獄アトラクションを使うことはできません。そのさらに下の4次元下層域に送られ、そこで目を覚まします。

 

 霊界は波動の世界ですので、ここでもやはり、同じような考えの人が集まります。

 

 3次元で殺し屋をやっていたような方は、周りに同じような殺し屋たちが集まり、お互いに殺し合いを続けるわけです。

 

 死んでもすぐによみがえるので、この殺し合いは際限なく続きます。

 

 これじゃあ、全然カルマの回収にならないじゃないか、どんどんカルマが増えちゃうだろって、まぁその通りなんですが・・・。

 

 永遠の殺し合いに耐えられる魂はまずありません。何百年だか何千年だかすると、いい加減嫌になってきます。

 

 そしてある時気づくのです。「ああ、殺し合いって、ばかなことなんだな」と。

 

 さらに進んで、自分が何度も殺されることによって、殺される側の痛みがわかる時がやってきます。

 

 「ああ、俺はなんてひどいことをやっていたんだろう。殺した方々、ごめんなさい」

 

 と、心の底から思った瞬間、上空から神の光が射し込みます。

 

 これ一発で、すべてのカルマが消滅し、彼は天上界に上がるのです。これが神の許しの光です。

 

 カルマの法則はどうした?ですって。多次元世界では、すべての法則、規則よりも神の意志が優先されます。

 

 どんな厳格な規則でも、神が「いいよ」といえば、適用されることはありません。

 

 例えばある惑星に別の惑星の生命体が軍事介入することは、銀河連合規約で厳格に禁止されています。

 

 しかし、神が「地球?あそこは闇がやりすぎてるから介入していいよ」と一言いえば、連合規約は停止され、銀河連合艦隊の軍事介入が実現するわけです。

 

 この神の許しの光によって、大魔王が昇天した例はたくさんあります。本当に心の底から改心しなければならないので、実はこれが一番難しいのですが・・・。

 

人間に分け与えられた許しの力

 人間は神の似姿、神の持つ力をすべて分け与えられています。

 

 もちろん神の許しの光も、小規模ながら、一人一人の人間が行使することができます。

 

 誰かがあなたにひどいことをしたとき、「ひどい」と思い続けていれば、その人はカルマを負うことになり、どこかのタイミングで必ず同じ目にあうことになります。

 

 しかしあなたがその人の行為を許し、相手に対して愛の思いを抱くと、その人にあなたからの許しの光が入り、その人のカルマは消滅します。

 

 相手はもうあなたと同じ目にあうことはないのです。

 

 この許しによる相手のカルマの解消は、「許す愛」と呼ばれ、通常の相手に何かをしてあげる与える愛よりも、上位の愛であるとされます。

 

 これによってはるかに多くの光があなた自身に流入し、通常の与える愛の30~40倍の霊格ポイントが入ることになります。

 

悔い改めの重要さ

 日本人はミスをするとすぐ謝るといって、国際的には珍しい民族とされています。

 

 しかし、即時の謝罪はとても効果があります。謝罪そのものではなく、謝罪によって相手の許しを誘発し、相手が許す愛を発動させることがとても楽になるという効果です。

 

 もっとも民族によっては、許すという発想自体がない民族もいるようですが・・・。

 

 相手に何かひどいことをしてしまったとき、両者がともに3次元にいるならば、心から相手に謝罪しましょう。相手がすぐにあなたを許せば、あなたのカルマは消滅します。

 

 もっとも形だけの謝罪では効果はありませんが。

 

 相手が表面上謝罪を受け入れないときでも、魂レベルでは許していることもあります。この場合は、相手が帰天後に自分の本心に気づき、許しが発動されます。

 

 ひどいことをしてしまった相手ともう会えないとき、もしくは相手がすでに帰天済みの時でも、心からの謝罪は効果があります。

 

 相手がこの世を去って、天上界に戻った時、3次元での自分の人生を振り返ります。この時同時に、自分がかかわった方々のその後の人生も見ることが多いのです。

 

 このときは、相手の心の中もすべて見えますから、あなたの心を見て、あなたが謝罪していることを知れば、ああ、そうだったんだな、と思って、相手の方はあなたを許します。

 

 それでも相手が許さなくても、心からの謝罪であれば、3次元に居ながらにして、あなたの心に神の許しの光が入り、あなたのカルマは解消されます。

 

 持ち越しのカルマをため込まないためにも、自らの行動を振り返り、他者にひどい行為を行ったときは、相手に直接、もしくは心の中で悔い改め、謝罪するよう心がけてください。