笹原シュン☆これ今、旬!!

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北朝鮮の真実7 横田めぐみさんは金正恩の母親だった!?拉致問題をめぐる謎①

横田めぐみさんのその後

 いよいよ北朝鮮による日本人拉致事件を考察してみたいと思います。

 

 事件のあらまし、および、事件化に至った経緯については、次記事に譲るとして、まずは拉致被害者の一人、横田めぐみさんについて考察していきましょう。

 

 なぜ横田めぐみさんを特別扱いするのか、それは拉致被害者17人のうち、彼女一人だけが特別な存在だったからです。

 

 なぜそんなことがわかるのか、それはもちろん「北朝鮮が教えてくれた」からです。

 

メッセージに含まれた暗号

 とはいっても、別に北朝鮮が公式発表を行って、「横田めぐみさんは○○している」という真実を教えてくれたわけではありません。

 

 そもそも北朝鮮と日本の関係自体が秘密とされておりますし、当時の国際情勢の下ではとてもそんなことはできません。

 

 しかし、北朝鮮の側としては、北朝鮮国内がどうなっているのか、金王朝が日本とどのようなつながりがあるのか、について、日本の人たちに密かに真実を伝えたいと切望しています。

 

 そのため、北朝鮮は、公開されるわずかな情報の中に、影のメッセージを組み込み、暗号として、日本に真実を伝える方法をとったのです。

 

 これは2002年の小泉首相の北朝鮮訪問直後から行われ、2014年から17年の間に、最も多くの情報が開示されました。

 

 この開示された情報に含まれた暗号を受け取り、解読に成功した方々は、2017年の時点で、真相を把握していたということです。

 

 それでは時を少しさかのぼり、読者の皆様とご一緒に、暗号を解読していくことにいたしましょう。

 

発表された消息

 横田めぐみさんは、横田滋、早紀江夫妻の長女で、新潟県新潟市に暮らしていました。当時13歳だった1977年、バトミントン部の練習が終わり、帰宅中に、北朝鮮の工作員に拉致され、北朝鮮に連れていかれたとされています。

 

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横田めぐみさん(13)

 

 2002年9月の小泉純一郎首相(当時)の北朝鮮訪問の際、めぐみさんは北朝鮮で金英男という男性と結婚し、その後、1993年3月に死亡したと告げられます。そしてこの金英男という人物と写した写真が2枚、小泉首相に手渡されました。

 

金正日の渡した写真

 まずはこの時手渡された写真が、北朝鮮からの第1のメッセージです。まず1枚目はこれです。

 

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 左が金英男さん、右の女性が20代のころのめぐみさんのようです。

 

 とりあえず2人の足元にご注目ください。なんと、影がありません。左の植え込みの植物にはちゃんと影ができていますね。

 

 遠近感も明らかにおかしいですね。奥の建物に比較して、2人の身長が巨大すぎます。

 

 これは見た瞬間にわかるはめ込み合成写真ですね。もう一枚の写真も、見た瞬間にわかる合成写真です。

 

 なんで北朝鮮は、こんな見え見えの合成写真を渡してきたのでしょうか。

 

 この後の流れも踏まえて考えると、これは北朝鮮からのメッセージと思われます。

 

 つまり、めぐみさんは結婚してその後死亡しました、といいながら、嘘写真2枚を渡すことで、まずは「それはうそだよ~、真相は、考えてみてね~」というメッセージを託したものと考えられます。

 

キムヘギョンさんとの面会

 2006年、それまで横田めぐみさんの娘であると伝えられていた、キム・ヘギョン(13)さんが、来日し、横田邸で横田夫妻との面会を果たしました。

 

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キム・ヘギョン(13)

 これは横田邸におけるキム・ヘギョンさんの写真です。この面会の模様はテレビで大きく報道され、横田夫妻がヘギョンさんにおもちゃをあげるシーンや、13歳という、めぐみさんがいなくなった時と同じ年齢 のヘギョンさんに対して、「めぐみが帰ってきたようです」とのべる、横田滋さんの言葉などが、テレビで流されましたね。

 

 その後、ヘギョンさんのDNA 鑑定が行われ、めぐみさんとヘギョンさんが親子関係である確率が、99.997%となったのを受けて、横田夫妻が記者会見を開き、

「100%とどう違うんだと申し上げました。今までは横田めぐみの娘と思われるキム・ヘギョンでしたが、これからは、横田めぐみの娘、キム・ヘギョンでおねがいします」

と述べたシーンがテレビで報道されましたね。

 

ウランバートル面会事件

 その後、2014年、3月10~14日の間に、横田夫妻はモンゴルの首都、ウランバートルに赴き、キム・ウンギョンさんと面会します。

 

 その直後に、北朝鮮側から、次の2枚の写真が公開されます。

 

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 この写真こそが、北朝鮮からの第2の、そして決定的なメッセージです。

 

 ネットで、ウランバートル、キムウンギョンで検索してみてください。様々な情報が交錯しています。

 

 これらは、この写真に込められた意味を隠蔽するために行われた工作の跡です。特に下の一枚は、この写真の意味が正確に伝わってしまうと、日本政府、マスコミ、被害者の会がついてきた嘘がすべてばれてしまう、致命的な一撃となります。

 

二転三転する政府発表

 まずは、この面会はモンゴルの首都、ウランバートルにある、モンゴル政府の迎賓館で行われました。事前に通知は一切されず、報道陣も入室を許されていません。

 

 つまり、面会自体が、秘密裏に行われ、政府は面会の事実を発表するつもりがなかったということです。

 

 しかし、面会直後にまず、1枚目の写真が流出しました。そこで3月17日になって、外務省は慌てて、この面会の事実を公表します。

 

 その時は、横田夫妻が抱いている幼児がキムウンギョンで、横田夫妻はひ孫に会えてうれしかったと述べた、ということになっています。

 

 その後、2枚目の写真が流出します。そこで政府は、実は左の女性はキムヘギョンであり、この幼児の母親であると言い出します。

 

 でもキムヘギョンは来日した2006年の時点で、13才であり、その8年後ですから21歳ですよね?この女性そんなに若いでしょうか?

 

 これを受けて政府はさらに、めぐみさんは北朝鮮に渡ったのち、1986年にキムヘギョンさんを出産し、この女性は28歳になったキムヘギョンさんであり、その子供が幼児であるキムウンギョンさんだと言い出します。

 

 では、2006年に来日した13歳のヘギョンさんはいったい誰でしょうか?計算が合いませんね。

 

 挙句の果てに、86年に生まれたのはキムウンギョンさんで、この女性はヘギョンさんではなく、ウンギョンさんだ、と言い出します。

 

 じゃあ、この幼児は誰なのでしょうか?

 

 最後には、ヘギョンはウンギョンの間違いで、ヘギョンさんは存在せず、正式にはウンギョンという名前だったといい始めます。

 

 そしてこのウランバートルでの面会が、孫との初面会だった、として、2006年のヘギョンさんの来日をなかったことにしてしまいました。そんなばかな。

 

 現在ネットで検索すると、2006年の横田邸での面会が一切出てきません。つじつまを合わせるためのネット工作が行われたとみられます。

 

 まさに一度うそをついてしまうと、うそにうそを重ねなければならない、の典型のようです。

 

 しかし、どう取り繕っても、矛盾しているのはお分かりですね。この矛盾したそれぞれの段階の説がネットに氾濫しているので、何が何だかわからない状況になっているというわけです。

 

 この重ねられたうその数々は、すべて、2枚目の左の女性がだれなのか、を隠すために行われたものであると思われます。

 

ウランバートル事件の真実

 しかし真実は常にシンプルです。政府がうそにうそを重ねながらつじつまを合わせようとしてもどこかで矛盾が生じてしまいましたが、一切矛盾が生じない解釈が一つだけあります。それが真実だということです。

 

 2006年に来日した13歳の少女が、キムヘギョンさんです。モンゴル迎賓館で、横田夫妻が抱いている少女がキム・ウンギョンさんです。

 

 では2枚目の写真で、早紀江さんの横にいて、親しそうに肩を抱いている女性はいったい誰でしょうか。顔のつくりから明らかに親族ですね。それも昔からよく知っている人物のようです。

 

 そうこの女性こそが、13歳の時に日本を離れ、当時49歳となった、横田夫妻の長女、

 

 横田めぐみさん、その人なのです。

 

北朝鮮からのメッセージ

 この写真を流出させたことによる北朝鮮からのメッセージその1は、もちろん

 

「横田めぐみさんは生きているよ~」です。

 

 もう一つは、日本政府が横田夫妻がめぐみさんとひそかに面会していることを暴露することによって、

 

 「拉致事件は嘘だよ~」ということを、日本国民に伝えたというわけです。

 

 まあ、いずれにせよ、この写真が流出した時点で、横田夫妻の主張は破綻していると考えていいでしょう。

 

めぐみさんの北朝鮮での立場

 というわけで、横田めぐみさんは生きていて、ひそかに両親とも会っていることが明らかになったわけですが、それではめぐみさんは北朝鮮でどのような立場で、何をしているのでしょうか?

 

 これについても北朝鮮が、答えを示してくれています。

 

 北朝鮮は、2015年の朝鮮労働党結党70周年式典の際、指導者である金正恩が、身ごもった際の記念式典の写真を公開しました。それがこれです。

 

 

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 真ん中にいるサングラスをかけて帽子をかぶった人物が、当時の最高指導者で、金正恩の父である、金正日です。

 

 周りに親族の男性と、奥に後宮の女性が控えています。そして前列に並ぶ5人の女性が、金正日の妻たちです。

 

 金正日には5人の妻がいるとされてきましたが、その全員の顔が公開されたのはこれが初めてです。

 

 右から2人目、黄色い服を着た女性にご注目ください。北朝鮮の発表ではこの人物は、第3夫人の高容姫です。

 

 これ、めぐみさんですよね?

 

1984年の写真ですから、当時19歳でしょうか。なかなか美しい王妃様です。

 

北朝鮮からのメッセージはもちろん、

 

「横田めぐみさんは金正日の妻の一人だよ~」です。

 

 ということで、横田めぐみさんはなんと、金正日の5人の妻の一人に参列されていたということがわかりました。

 

金正恩の母親は?

 残る問題は、金正恩の母親は、この5人のうちのいったい誰なのか、ということです。

 

 北朝鮮の公式発表で、金正恩の母親とされているのは、第二夫人の高英姫です。この人物ですね。

 

 

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 さらに、金正恩の回想として、母は、日本生まれで、日本人と朝鮮人のハーフである、と語られています。

 

 この高英姫は、大阪の在日朝鮮人女性の娘で、北朝鮮にわたり、喜び組に入隊して、そこで見染められて、金正日の妻となりました。金正日からは、日本名で「あゆみ」と呼ばれていたそうです。

 

 これらの情報から、高英姫の父親は日本人なんだろうな、と思われていました。

 

 そして2017年、北朝鮮の高官が謎の発表を行います。それは、

 

「金正日夫人の高英姫の父親は、日本のプロレスラー大同山又道である」

 

というものです。なんでこの時期にこれを単独で発表する、と不思議に思った方が多かったようですが、これが実は北朝鮮からの最後のメッセージ、パズルの最後のピースです。

 

 大同山は、もともと柔術家で、その後プロレスに転向し、日本のプロレスの草創期を作った人物です。力道山の一世代前の方ですね。

 

 有名人なので、当然系図が残っています。両親ともに朝鮮人です。

 

 つまり、高英姫は、両親ともに朝鮮人であり、金正恩自身が言った「母は日本人と朝鮮人のハーフ」の条件に当てはまらないことになります。

 

 しかし、金正日の5人の妻のうち、この条件に当てはまる人物が一人だけ残っていますね。

 

 それはもちろん、日本で生まれ、日本人の父滋さんと、朝鮮人の母早紀江さんの間に生まれた、横田めぐみさんです。

 

 北朝鮮からのこの謎の政府高官発表は、

 

「金正恩の母親は、横田めぐみさんだよ~」というメッセージだったのです。

 

                              つづく