笹原シュン☆これ今、旬!!

日本で、世界で、今まさに旬のトピックスをお届けします。政治、経済、文化、世界情勢など、噛み砕いてわかりやすく解説していければと考えています。同時に、日本の在り方、進むべき道についても、示していければと思っております。

大覚醒6 一生懸命やっているのに何でうまくいかないの? 転生輪廻から見た天賦の才能の真実とは!?

地上に降りた人の間の才能の差

 人間はみな平等だ、なんて言いますが、現実には各人の間に歴然とした才能の差が生じていますね。

 

 小・中・高等学校の間に、受験勉強やらされた方が多いと思いますが、毎日塾に通い、12時まで一生懸命勉強したのに、全然受からない子もいれば、普通に友達と遊んでいて勉強なんかしてそうもないのに、ゆうゆうと難関校に受かってしまう子もいます。

 

 スポーツなんかでも、たいして練習しなくても最初からうまい子もいれば、どんなにやってもうまくならない子もいましたね。

 

 ピアノのお稽古などでも、絵のうまさでも、文章のうまさなども、最初からうまい子もいれば、どんなにやっても全然うまくならない子もいます。

 

 俺はこんなに一生懸命やっているのに、なんで始めたばかりのあいつのほうがよくできるんだ、不公平じゃないか、なんて思ったことはありませんか?

 

 確かに人生が一度きりしかないとすれば、こんな不公平なことはありませんね。

 

 しかし、各人に与えられた天賦の才能の差というのは、転生輪廻により、何度も人生を繰り返すことを前提に作られたシステムです。システムそのものを理解すれば、逆にこんな公平なシステムはない、と思うようになります。

 

多次元世界における職業選択システム

 基本原理は簡単です。地上における職業は、最初から、一転生限りの努力では、どうにもならないレベルに設定されているのです。

 

 たとえば、ある人物が、今世初めて小説家になろう、なんて考えて、ライトノベルを書き始め、ネットに投降したとしても、絶対かけるようにはなりません。20年やっても30年やっても、彼の作品が出版されることはないでしょう。

 

 これは彼に限らず、すべての魂がそうなのです。

 

 ちょっとまて、大学生のころにちょっと小説書いてみようかな、と思って描いた作品がいきなり○○賞を受賞して、出版したらベストセラーなんてやつもいるじゃないか、あれはいったいどうなってるんだ、明らかに才能の差があるだろ、って言いたくなるかもしれません。

 

 簡単なことです。持って生まれた才能の差とは、「転生累積努力量」の差なのです。

 

 そのような人は、過去何十転生の間、一生懸命文章を書き続け、天界においても文章を書く修行をし、莫大な文章スキルポイントがたまっています。

 

 その、過去の転生における努力の総量が、現世に反映され、生まれながらにして、文章を書く才能を持って生まれてくるというわけです。

 

 一つの職業がものになり、それで食べていけるレベルに達するには、大体3~4転生、1000年から1200年必要です。

 

 その間、地上においても、霊界においても努力を重ね、スキルを磨き続けることによって、次に地上に生まれるときにその分野の適性を持って生まれることができるようになります。

 

 そしてそれを職業にし、作品を世に出して、みんなに見てもらえるようになる、というわけです。

 

多次元世界における転職システム

 では、多次元世界における職業決定システムは具体的にどのようになっているのでしょうか。例を挙げてみてみましょう。

 

A男さん(50)「あ~あ、今年もダメだったか。20歳のころから毎年、文学賞に応募してるのに、一回も賞が取れないよ。というか、2次選考に残ったこともないもんな。どこがダメなんだろう。ほかの作品よりずっと面白いと思うけどな。

俺ももう50歳か。バイトしながらの生活も大変だし、そろそろ潮時かな。」

「俺が落ちたこの賞、いったい誰が大賞とったんだ。は、B子さん、19歳!女子大生じゃん。初めて書いた小説で、高校時代の友人関係を小説にしたって。そんなばかな、なんでそんなので大賞とれるんだよ!俺は30年やってるのに2次選考で落とされてるんだぞ。」

その後、B子さんの作品が出版され、50万部売れるベストセラーとなりました。

A男「どうなってるんだ。俺の小説のほうが絶対面白いだろ。この世界はなんかおかしいんじゃないのか。」

 

 

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 A男さんはとてつもなくお悩みのようですが、この状況を天使から見るとどう見えるでしょうか。

 

 天使「そりゃB子さんはね~、相手が悪いよ。あの子はもう10000年以上、この仕事やってるんだよ。ムーの時代ですでに売れっ子の作家だったし、その後も語り部やったり、吟遊詩人やったり、神社の書記やったり・・・前世にフランスに生まれた時も有名な女流作家だったし、そのまえ、平安時代に生まれたときは、宮廷で、毎週小説書いて女官たちに配ってたよ。その時の作品は、古典の教科書に載ってるじゃん。宮廷内のどろどろの人間関係書かせたら地球一だもんね。舞台が高校に移っただけで、やっぱりどろどろの友人関係書くのうまいよね~。」

 

「A男さんも、過去世は城勤めの武士だったりして、事務能力高いからそれなりに文章うまいんだけど、ストーリーつくれないんだよね。一生懸命頑張ってるんだけど、過去世累積分の100ポイントと、今世30年の30ポイント合わせて130ポイントだよね。130対10000じゃ、累積経験値違いすぎて勝負になんないね~」

「あれ、A男さんて武士の時に、絵がうまかったよね。なんで小説なんて書いてるんだろ。ちょっと設定みてみるか~。・・・ああ、なるほど、そういうことね。これは、やり続けて正解ってやつかな・・・。」

 

 そしてA男さんは、この後も小説を書き続け、文学賞に落ち続けました。70歳でこの世を去りましたが、その時まで、小説を書き続けたようです。

 

A男「あ~あ、結局小説家は失敗したな。こんなことなら、小さいころから好きだった絵を描き続けてればよかったよ。なんで小説なんかにこだわったんだろ」

 

 天界に戻ったA男さんに、守護霊が迎えに来て、ともに転生管理局に行き、転生評価を行うことになりました。その道すがら、A男さんは、だんだん転生前の記憶を取り戻していきます。

 

採点が終わると、転生管理官はいいました。

「おめでとうございます!A男さん。物語ポイント150到達、物語レベルが2から3に上昇しました。一転生で上げるなんてすごいですね~、頑張りましたね。次の転生では小説家に設定すれば、必ず本を出すことができます。またA男さんは、もともと絵画レベルが5あるので、上級職の漫画家、映画監督、アニメ監督を申請することができるようになりました!」

 

A男「やった、これで念願のアニメが作れる!」

 

なんて感じに展開していきます。

 

 じつはA男さんは、もともと画家をやっていて、絵画レベルが高かったのです。転生の時に、地上の様子を見て、アニメ映画を作りたいと思ってその設定で申請したのですが、それには絵画レベルと物語レベルが両方3必要でした。

 

 物語レベルの足りないA男さんは、申請を却下されてしまいます。あきらめきれないA男さんは、物語レベルを一気に上げることを意図して、本が出せないことを承知のうえで、一生小説を書き続ける設定にしたのでした。

 

 下っ端のアニメーターをやって、作画をし続けるよりも、小説を書いたほうが、物語レベルの上昇幅が大きいだろうという読みです。

 

 この転生においては、ついに小説を出すことはできませんでしたが、見事に物語レベルを3に上げることに成功し、次の転生で、アニメ映画を作る設定を許可されることとなったのです。

 

何千年計画のスキルアップ

 なんか、ドラクエみたいだな、と思った方もいると思います。そうです。地球における魂は、ドラクエやFFの転職システム、あれを数千年、数万年単位でやっているのです。

 

 実際にはドラクエよりもはるかに複雑で、多数のカテゴリーがあって、ジョブやスキルはカテゴリーごとに細分化され、カテゴリー内での連携もあります。

 

 主なカテゴリーとしては、学問系、事務処理能力系、運動系、芸術系、文筆系、科学系、技術系、政治系、宗教系、医療系、教育系、子育て系、家事系・・・などです。

 

 運動系ならば、狩猟をして獲物を狩っても、走っても、泳いでも、サッカーをしても、戦闘で敵を倒しても上がります。

 

 芸術系は絵画、音楽、舞踏なんかに分かれていますが、絵画レベルを上げると、その10分の一くらい、音楽レベルも上がったりします。

 

 絵画レベルを上げて得たデッサンスキルをつけて、技術系の建築スキルと事務系ジョブをあげて、建設会社に就職、なんてこともできます。

 

 レベル0からスタートして、経験値ごとにレベルが上がっていきます。レベルアップに必要な経験値は、レベルが上がるごとに増えていきます。

 

 0から1は、普通に一回転生して、それを経験すれば上がります。1から2へは、気合を入れて一生懸命やれば、20~30年で上がります。2から3が最初の難関で、これに大体3転生ぐらいかけるのが普通です。

 

 0~2の間は、どんなにやってもそれで収入を得るところまではいきません。3になると、それで何とか食べていけるようになります。

 

 一つの職業で食べていけるようになるには、大体3転生、1000年、ほかで生計を立てつつやり続けなければならない、というわけです。

 

 レベル3になると、幼少時代から明らかにその分野での適性がだれが見てもわかるようになります。

 

 また、転生の際に、自分よりレベルが1~2上の指導霊をつけてもらうことができるようになります。

 

 指導霊は守護霊と違い、普段は霊界での自分の生活を送っていますが、地上に出た人がその分野の仕事を始めると、やってきて、その仕事のお手伝いをしてくれます。

 

レベル5を超えると、最初から、素人顔負けのスキルを発揮するようになります。

 

 学問系で例えると、レベル3で、小学校でかなり良くできるといわれるようになり、レベル5になると、まったく受験勉強をせず、学校の授業を聞いただけで東大合格ぐらいになります。

 

 ここまでのレベルに到達するには、過去5000年以上にわたり、宮廷書記官や、魔法使い、修道士、書生、図書館司書などの転生で、ひたすら学究生活を送らないと到達できません。

 

 その先もレベルアップは続き、最高レベルは設定されていません。しかし地上の人間だと大体10ぐらいが限界でしょうか。

 

 このぐらいになると、5歳ぐらいですでにその道のトッププロのレベルになります。

 

 モーツァルトが音楽レベル10、レオナルド・ダ・ヴィンチが絵画レベル10みたいなイメージです。

 

 一つのスキルを10まで上げるには、数千万年単位の時間がかかります。

 

 また複数のスキルを必要とする上級職もあります。先ほどの例でいえば、絵画レベルと物語レベルが両方3ないと、アニメ映画の監督の職業設定申請は通りません。

 

 3つ以上のスキルを必要とする職業や、上級職2つ以上を既定のレベルで持っていないと駄目な、二次上級職もあります。その後3次職、4次職・・・と続いて、現在の地球において最も多くのスキルポイントを必要とする最上位職は、

 

「世界宗教の教祖」

「大帝国の初代皇帝」

「文明の基本原理を考案する科学者」

 

あたりでしょうか。これらはすべて、申請可能レベルの条件を満たすだけで、数千万年以上かかります。

 

ディープステートによる転職システムの妨害

 こうしてみると、改めて、ディープステートにとって、輪廻転生システムの隠ぺいと、死をもって人生が終わるとする考え方の流布が、どれだけ重要だったかがわかります。

 

 単に、転生回数が少なく、その職業のスキルレベルが低いだけの人が、何度も転生し、何千年もその職業を探求している人に向かって、「なんであいつはあんなに才能あるんだ、不公平じゃないか」なんていうのは、人生が一度きりだと思っているからです。

 

 その人だって、相手の人と同じ回数転生して同じ期間努力すれば、同じ才能で生まれてこれる、というだけのことなのに、そこに妬みや憎しみが生じてしまうというわけです。

 

 持って生まれた才能は、転生累積努力量に応じて与えられるものです。

 

 たとえあなたが才能がなく、別の人がとんでもない才能があるように見えても、それはただ単に、その人が過去世において、その分野で一生懸命努力していた、というだけのことです。

 

 あなたも今世一生懸命努力し、来世も・・・とやっていれば、いつかあなたも、ものすごい才能を持って生まれることができるようになるのです。

 

 こう考えると、他者の才能をうらやむことが、どれほど意味のないことであるかが、お分かりになると思います。

 

 また先ほどのA男さんのように、上位職に転職するため、苦手スキルを磨いている最中の人もいます。A男さんはうまく目的を達成できたみたいですが、人生が一度きりだと思っていると、「もっと違う分野に適性があるんじゃないか」と思って、本来の目的を放り出して、画家を目指してしまっていたかもしれません。

 

 また、現在の先進国には、学歴による振り分けシステムがあります。これもディープステートによる巧妙な罠です。

 

 医者になりたい人でも、職人になりたい人でも、はじめは必ず学問をやらねばなりません。受験勉強は、学問スキルが上がっていないと突破できず、このスキルがない人には大きな負担になります。

 

 例えば、何転生において医者をやっていて、今世も医者をやる予定の人が、医学部を受験するも、学問レベルが足りず、落ちてしまって、医師免許が取れない、なんてことも起こります。

 

 反対に学問スキルがひたすら高い人が、楽々医学部に合格したはいいものの、医療スキルが足りず、医者になっても全然うまくいかない、なんてことも起こります。

 

 またひたすら学問を究める予定の人が、みんなと同じように大学を出て大手企業に就職したものの、事務処理スキルをとってなかったので、全然仕事ができない、なんてこともあります。

 

 学歴振り分けシステムは、人生の初期に学問スキルが絶対必要、という設定にすることで、本来の職業システムをかく乱し、予定していた職業に就くことを困難にして、転生を失敗させるための、DSが仕組んだ、罠であるといえます。

 

 あとは、経済システムをいじり、働かないと食べていけないようにしたのも、このシステムのかく乱に一役買っているといえます。

 

 すでに述べたように、スキルレベル0~2の間は、それを職業にして収入を得ることはできません。働かなくても食べていける世界であれば、それでも好きなことを追求し、基本レベルを上げていくことができます。

 

 しかし、働かないと食べていけない設定だと、これができず、結局企業に就職して、事務をやらないといけないなんてことになります。本来予定されていた絵画レベルの上昇は達成できず、やりたくもなかった事務レベルをいやいや上げていかざるを得なくなるのです。

 

 あと注目すべきは、教育以外にも、子育てや家事にもレベルが設定されているということです。

 

 それまで男性霊で学問系を追及していた方が、女性霊で転生して主婦をやろうとしても、最初は全くダメです。

 

 子育てや家事も、他の職業と同じように、経験値の蓄積が必要で、1000~1200年はやり続けないと、普通にできるようにはならないということです。

 

 今後、経済システムの改革が進んで、UBIが導入されれば、本来の、働かなくても食べていける時代が到来します。

 

 こうなれば、本来やりたかった仕事を、お金にならなかったとしても、一生をかけて、じっくり追及することができるようになります。

 

 全員が、自分が本来やりたかった、好きな仕事に就き、スキルを磨いていくことができるようになります。楽しみですね。