心的ブロック解除の方法
以上の記事で、地上で暮らしている人間には、DSやその背後にいる悪魔によって、さまざまな洗脳が施され、さまざまな心的ブロックがかかっているというお話をしました。
それでは、読者であるみなさん自身が、自分にどのような洗脳が施され、どのような心的ブロックがかけられているのか、判定するにはどのようにしたらよいのでしょうか。
また、自分自身にかけられた心的ブロックを解除し、魂が本来持っている力を取り戻すにはどうしたらよいのでしょうか。
1. ブロック上書き
古典的方法として広く行われてきたのは、ブロックの上書きです。
これは闇の思想によってかけられたブロックを、光の思想によって上書きし、無害なものにするという方法です。
具体的には、この世界に現れた光の指導者の思想を信じ、それを信仰して、常識を書き換えていくという方法ですが・・・。
このやり方をとるのは現在では極めて危険です。
過去に出現した、よい宗教については、現在ではDSによる教義書き換えがあらかた終わっており、うっかり信仰すると、無意識のうちに悪魔の思想を取り入れることになります。
現在にも光の思想を説いている人物は多数いますが、光を装って闇の思想を説いている人物もたくさんいます。
この中で、あるひとりの人物を崇拝し、その思想を信仰するというのは、ほとんどギャンブルに近い行為です。
うっかり悪魔の思想を説く人物の思想を取り入れてしまうと、以前よりもかえってまずいことになります。
そもそも、理由をしっかりわからないままに他者の思想を信仰し、それを取り入れるという行為が、そもそも時代遅れとなっているのです。
2.ブロックの個別解除
というわけで、他者に頼らず自分自身で自分にかかったブロックを認識し、それを他者の思想で上書きするのではなく、ただ単に解除するという作業が必要なわけです。
まずは自分自身にどんなブロックがかかっているのか調べてみましょう。
これは、自分の心の中に強い思いが沸き上がってきたとき、それがなぜなのかを考え、次々にさかのぼっていくことで認識できます。
たとえば、「○○が講演会をやって儲けている、許せん!」なんて思いがわき上げって来たら、「なんで私はこれを許せないんだろう?」と考えてみましょう。
すると、「何かを話してお金を取るなんて詐欺師のやることだ」なんて考えが浮かんできます。
つまり「お金を取って情報を伝えるなんて許せん」→「重要なことは、無料でみんなに知らせるべきだからだ」とすすみ、結局「お金を取るのは悪いことだからだ」という思想に行きつきます。
ここまでくるとこれ以上さかのぼることはできません。ようするに、この人にとっては、「お金を取るのは悪いことだ」が思想の出発点、つまり公理であり、これがこの人にとってのブロックだということになります。
この後、この公理が果たして妥当なものであるのか、考えてみましょう。
思想の出発点である公理は、論理によって検証することはできません。
論理というのは、公理から出発して、推論を展開していくときの思考方法であり、公理そのものの妥当性の検証には及ばないからです。
公理についての詳細は、このブログの以下の記事をご参照ください。
公理の検証で有効なのは、
「その考え方を世界中の人たち全員が採用し、論理的に行動したら果たしてどうなるか?」
というシミュレーションです。
さっそくやってみましょう。
世界中の人たちが、「お金を取るのは悪いことだ」と考え、それを実行したらどうなるでしょうか。
これはどんなに働いても、お金を取るな、ということですね。
現在の貨幣経済の下でこれをやったら、とんでもないことになるのがおわかりでしょうか。
朝から晩まで一生懸命働いても給料はゼロ、収入がないので何も食べることができません。あっという間に全員餓死です。
では農業をやれば?といっても、全員が農業をやるわけにはいきません。それをやったら、文明はあっという間に崩壊します。
たったこれだけのシミュレーションで、「お金を取るのは悪いことだ」という思想は、公理としてはふさわしくないということがわかります。
ではなぜ、これが公理として広く流布しているのでしょうか。
もちろん、この間違った考え方が流布することによって利益を得る者たちがいるからです。すなわち、これは、何者かによって意図的に設定されたブロックだということがわかります。
ブロックの設定意図を考える
このブロックを設定したのが何者で、何のために設定したのか?を理解するためには、世界中の人たちがこの公理を採用する中で、一人だけこれと真逆の公理を採用した人がいたとしたらどうなるか、を考えてみるとよくわかります。
現在の社会状態で、全員が「お金を取るのは悪いことだ」と思っている中で、一人だけ、「お金を儲けることこそが至上の目的だ」と思っている人がいたらどうなるでしょう。
例えばこの人物が会社を経営すれば、多くの人を給料0で働かせて、自分はすべての利益を得ることができます。まさに大儲けです。
この人物が国家元首をやれば、国民の富を一人で独占できます。
この人物が闇の支配者をやれば・・・。
なんて感じで、だいたいお分かりだと思います。
つまり、この世界に、「お金儲けこそが他の何にも勝る至高の価値だ」と考える一団がいて、彼らが民衆のお金を巻き上げるために、一般の民衆に吹き込んだ誤った公理、それが、「お金を取るのはわるいことだ」であり、これこそがDSが設定した「お金のブロック」の正体だ、ということです。
ここまで自分で考えることができれば、だいたいのブロックは解除できます。
すなわち、自らにかかったブロックを自覚し、それが妥当でないことを認識したうえで、設定者と設定意図がつかめれば、そのブロックは自力で破棄できるということです。
さらにはそのブロックの設定方法、例えばキリスト教の教えを書き換えて流布した、なんてことまでわかれば、完璧です。
公理の再設定
ブロックを破棄し、まっさらな状態にできるだけで十分といえば十分です。
しかし欲を言えば、その分野における正しい公理を自分で再設定することができれば、さらに良いです。
では、お金に関して、現在の状態ではどう考えるのが妥当なのでしょうか?
これについては、上のような「悪意の設定者」がいない状態で、本当に全員が同じことを考え、実行して、社会がうまく回る考え方は何か、とシミュレートしてみればよいのです。
思考の過程は省略しますが、正解は、
「全員がそれぞれ、自らが算出した価値に対応したお金を受け取る」ということになります。
シミュレートは皆さん自身がやってみましょう。上の考え方を全員が採用すれば、ちゃんとうまく回ることがお分かりになると思います。
自由意志による善悪の再設定
じつは人間は古来から、上記に挙げた「その考え方を世界中の人たち全員が採用し、論理的に行動したら果たしてどうなるか?」と考えたときに、
うまく回る公理のことを「善」と呼び、うまくいかない公理のことを「悪」と呼んでいたのです。
ただし、上記のようなシミュレートができない人たちのために、実際にシミュレートした人物が、宗教の教えや、社会規範や、伝統的慣習という形で、この「善」と「悪」を伝え、それを伝承していた、というのが真実です。
ところがDSの手によって、現代社会においては、この善と悪が完全にすり替えられています。そのため、いろいろ問題のある社会が形成されているわけです。
また宗教の教えや、伝統的規範もほぼすべて書き換えられていますので、これらに依存するのは危険です。
黄金時代の新地球に生きるみなさんは、ひとりひとり個別に上記のシミュレートを実行し、善悪の判定を行って、悪なる公理、すなわちブロックを解除したうえで、善なる公理に書き換えていく作業を行いましょう。
そうすれば、他者に頼ることなく、善悪を直接把握することができます。
そしてひとりひとりが、しっかりと善悪を把握し、善を実行する社会が実現すれば、自動的に黄金時代が到来することになるのです。